
コユキ 「私の住んでいるセーブ村はドリム島というちっちゃな島の南の端っこにあって、
地球のちょうどおへそのあたりにあるんだ。
一年中暑くて、季節は夏しかない。
村の人々はとっても優しくて、とっても陽気で、だから私も、毎日楽しく過ごしてます。
ところでみんなは、「雪」って知ってる?
「雪」はみんなを幸せな気分にしてくれる力があるんだって。
私が小さかったころに一度降ったらしいんだけど、今は全然覚えてないんだ。
とーってもきれいで、とーってもあったかいんだって。
「雪」ってきっと、お父さんみたいな匂いがするんだろうなあ。
私のお父さんは3年前に漁にでたまま、まだ帰ってこない・・・。
誕生日には帰ってくるっていったまま遭難してしまった・・・。
でもね、今は寂しくなんかないよ。ロブやミルやエータローがいるもん。
それに、いつかお父さんはきっと帰って来るって、みんなも信じてくれてるんだ。」