今日は原爆の日である。平和を祈念する日と位置付けられている。
が、この日は他でもなく、アメリカ軍が世界ではじめて、大量破壊兵器である原子力爆弾を使用した日なのだ。
全く、アメリカという国は何様のつもりなのか。自国では大量の原爆を保有しておきながら、他国が原爆を保有しようとすると、圧力をかけ、制裁を加える。
原爆の保有が平和に反することだというのなら、なぜ自国の核兵器を廃棄しないのか？　原爆が非人道的だというのなら、なぜ自国では保有し続けているのか？　天に向かって唾するとはこのことだ。
米国が北朝鮮やイラクを非難するその言葉を、全てアメリカ自身に返してやりたいと思うのは私だけではないはず。
そして、実際に使用したことがある唯一の国アメリカこそ、最も非人道的で野蛮な国であると、原爆の日を機に声を大にして言いたいと思うのである。

2004.08.06.　たきざわ勝彦