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劇団紹介
公演毎に出演者とスタッフを集め、終わったら潔く解散してしまう、たきざわ勝彦プロデュースによる荻窪小劇場公演シリーズも今回で5公演目。
過去には、
2010年8月、劇団 シースルー霊界。『煙が目にしみる』。
2012年8月、劇団そふとばんく。『よつあしダディ!』。
2014年8月、劇団 柿本家『広くてすてきな宇宙じゃないか』。
2015年8月、劇団 シースルー霊界通。『千葉さん』
と4度公演してきましたが、いずれも連日ほぼ満員のお客様を迎えて無事公演を終え、当初の予定通り解散いたしました。

そして今回が5回目という節目の回になるのですが、残念なことに、今までこのシリーズを支えてくれていた鈴木結沙が2015年1月に急逝。今回は彼女の追悼公演ということになりました。
そこで、劇団名を初回の『劇団 シースルー霊界。』に戻し、鈴木結沙と演じた思い出の公演『煙が目にしみる』を再演する運びとなりました。
出演者も12人中10人が鈴木結沙を知るメンバーが再集結。演出、音響、照明も鈴木結沙を知るスタッフが集まりました。これもひとえに鈴木結沙の人徳のたまものです。

なお、8月12日(金)午後2時30分開演の回をお子様歓迎の回といたしました。子供連れではなかなか劇場に行けないという子育て世代の方もぜひご来場ください。もちろんお子様が騒ぐようなことがあれば一旦外に出るなどの親としてそれなりの対応をお願いしますが、周囲のお客様も、多少の声などには寛容な気持ちでいていただきたく願います。
その代わりと申しましょうか、これ以外の回は10歳未満のお子様は入場をご遠慮いただくことにしました。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
主宰からひとこと

今回は鈴木結沙追悼公演なのだが、鈴木結沙こと結沙ポンとの思い出は簡単には語りつくせない。一言でいえば酒とタバコを愛した稀代の芝居好きだった。何しろ小学生の頃に友達と劇団を結成して座長に収まっていたのだそうな。小学生で劇団に入る人は特に珍しくもないが、劇団を作っちゃう人はまぁほとんどいないだろう。そんな子供のころからの夢を追い、亡くなる直前まで舞台に関わり続けた女優だった。
裏方としても評価は高く、結沙ポンが制作に入ると必ず黒字になる、すなわち無駄な支出を一切許さないということで「鬼の制作」の異名をとった。
子育ての間のブランクもあってプロの道には進まなかったが、芝居好きという点においては結沙ポン以上の人を私は知らない。

私が結沙ポンと出会ったのは、2008年のアルモニア・ヌォーヴァ公演オペラ『こうもり』。私も結沙ポンもオペラ歌手ではないことを考えると、ここでの出会いは奇跡としか言いようがない。
その後さらにオペラ『アドリアーナ・ルクヴルール』で共演し(この時の演出が今回の演出でもある加藤裕美子)、それが2010年に私が初プロデュースした劇団 シースルー霊界。公演『煙が目にしみる』出演のオファーにつながった。
結沙ポンには生前、私のつたない劇団運営を大いに助けていただき、事実上の副主宰だったので、彼女を失ったことは精神面だけでなく実務面でも大きな痛手で、私としては主宰を続けるのがかなりしんどい状況なのですが、やはり彼女の追悼公演をやらずにはいられないとの想いで今回の公演にこぎつけた次第です。

もっとも、観に来ていただくお客様にとっては私の芝居仲間が亡くなったかどうかは関係ないこと。皆様に喜んでもらえるよう少しでも良い作品に仕上げるべく全力を尽くしますので、皆様ぜひご来場ください。

劇団 シースルー霊界。主宰 たきざわ勝彦

演出からひとこと

誰しも自分は天命を全うして死ぬものだと思っている。
一方でテロ、戦争、独裁政治、利権絡みの人災…など社会的な背景のもと「死」に至る場合がある。人間の愚かな行為によって導かれる「死」が少しでもなくなるよう…この決して大きくない舞台から叫び続けたい。

演出 加藤裕美子


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